2016/04/02

水晶とわたし





このところ、水晶に触れている時間がとても長いのだけど、水晶って自分自身に寄せてくるところがとてもあるなぁと感じる。

自分自身ってなんだろう?と考えたときに、自分が知ってる自分自身って、過去の自分というか、今までの道のりをやって来た過去の自分でしかないんだなぁと思った。

じゃあ今の自分自身て誰だろう?
どんなひとだろう?

水晶には当然歴史があるけれど、その歴史は実際に見れないので、水晶の過去なんか関係なくわたしたちはこれらの水晶、目の前に今この瞬間にある水晶をみているんだよね。

自分のこともそんな風に見ることが出来たらいいなと、ふと思う。

中身が空っぽみたいに感じるだろうか?
そんなことはないよね。
この水晶だって空なんかじゃなくて、むしろどれも濃密な感じはする。

ただ、濃厚な内容はすぐにはっきりわからない。

でもひとつひとつ全く違う中身があるのだけは感じる。

水晶の成分の話じゃなくてね。(笑)

自分や周りのひとのことを、そんな風に見るとなんだか新鮮だなと思う。

過去に起きたことは置いといて、今のわたしといまのあなた。

それは見るというか、感じるものなんだろうね。

歴史はあっても、その延長線上に何があるかはわからない。

この水晶だって、今わたしの眼の前で明るいLED ライトに照らされる日が来るなんて思ってもいなかっただろうに。

自分の歴史に見合うような延長線を、わざわざ過去の歴史と似たような未来を、創る必要なんかないんだね。

今の自分に立ち返らせてくれる水晶たちが愛おしい。