2011/04/07

静かにお花見





こどもたちが小さい頃、夫が「今日はお花見に行くよ!」と言うと、小さな自転車が三台と一番後ろにわたしが、ぞろぞろと縦に並んで着いて、近くの土手をどこまでも走りました。

懐かしいなぁ。

でももう一番上は高校生、真ん中は中二、一番下は小五です。

誰も着いては来ません。(笑)

着いてこなくなってからどのくらい経ったのかしら?

着いてこないのに一応誘う夫。反応してくれないのはわかっていてもちょっと寂しそう。

だからわたしが「行くかい?」とお伴しました。(笑)

昨日はとても暖かかったので、たくさん咲いているかな?と思いきや、川縁は寒いんでしょうね。

まだ三分咲きといったところでした。

並木の中でときどき他よりもたくさん咲いている木がありました。

そこだけ日当りが良いのかな?種類が違うのかな?

夫は昔からカメラが好きなので(彼はフィルム専門なんですけどね)、一緒に撮影大会をしました。

夫と出かけるのは仲良しだからということでも実はありません。(笑)

楽だからです。

気を使うことがないですし、何が言いたいかとか何がしたいかとか、そういうことが全部わかるから楽なんですね。

そしてわたしは静かにお花見するのが好きなんです。

じっくり、静かに、桜の波動まで感じるくらいに体全体で感じたいのです。

今年はとくに静かに見たかった。

昨日桜を見ながらわたしはずっと謝っていました。

「人間は愚かでごめんね。これからまた新しい世界を作っていくから、だからどうか一緒に暮らさせてね。いつもチャンスをくれてありがとう。本当にごめんね。」と。

そして、きっとみなさんもそうだと思うのだけど、たくさんの悲しい経験や想いが日本を満たしているようなこんなときでも、自然は悠々と生きているんだなぁと、こんなにも力強く美しく花を咲かせるんだなぁと、勇気づけられました。

こうやって、自然の一部である人間もたくましく美しく生きていたいなぁと。

花が咲くってすごいことですね。

街には花が溢れていました。

引きこもりがちな最近だったので、太陽をいっぱい浴びて、自転車(エリオット号と言います!)をいっぱいこいで、気持ちが少し明るくなりました。



原子力に頼ることのない生き方を、みんなで探したいですね。

わたしは節電はずっとしてきたけど、こんな風にみんなで意識的に節電できる日がくるなんて、それはそれで感動的です。願ってました。

いつもいつも気になっていた電気の使い過ぎ、これからはずっと考えていきたいですよね。

事故が起こってはじめてっていうのは、不本意だけど。



これからですね。











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