ずっと郵便局に勤め、最終的には局長を勤め上げた伯母。
独身だった伯母は退職後も自由にのびのびと生きているようにわたしには思えました。
郵便局に勤める前は、ファッションにもとても興味があったようで、若い頃に描いたという洋服のデザイン画のうまさに驚いたという、わたしが子どもの頃の記憶があります。
それからわたしが子どもの頃に、伯母が若い頃大切にしていたというとても素敵なアンティークのブローチや指輪を「大切にしてね」と、もらったこともありました。
わたしは今でもとても大切にしています。
それでも離れた土地で暮らしていましたし、本当にときどきしか会うこともなかったので、実際に伯母がどんな人生をどんな想いで歩んで来たのかを、わたしは知らないのだなぁと思います。
今わたしがアクセサリーを作っていることも、(伯母はとても長く患っていたので)知らないまま亡くなりました。
それを思うとなんだか寂しいです。
子どもの頃に伯母からもらったブローチや指輪を見ていると、そのとき「なんて綺麗なんだろう!」と思った気持ちが、今にもずっとつながっているように思います。
わたしは小さい頃からアクセサリーが大好きでした。
思えば亡くなったわたしの母も、わたしが小さい頃に、自分が使っていたアクセサリーをたくさんくれました。
伯母や母の、美しいものを愛でる気持ちを引き継いでいるわたしという存在がここにある。
それがたまらなく嬉しくもあります。
伯母や母のぶんも、奇麗なものを愛したいなと思います。
明日、明後日と、伯母とお別れをしてきます。
急で申し訳ないのですが、明日の茶*蔵さんでのセッションデーはお休みいたします。
今月は第四金曜日のセッションデーもお休みしますので、なんだかわたしも寂しいですが、また来月の第二第四金曜日にお会いしましょう。
今日もよいお天気です。
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