2011/11/03

夢のような一日でした

昨日、マイケルジャクソントリビュートライブのオーディションを受けてきました。

オーディションと名前がついていますし、実際に選ばれたのは本当に才能あふれる若い方たち5人と、やはり才能に満ちあふれた子どもたちでしたから(プロのダンサーもいっぱいいました)、まさに選ぶために行われたものでもあるのですが、振り付けのケント モリさんはことあるごとに「このオーディションはみんなで楽しむためにやってるんだ」と言っていました。(まだ大阪でもオーディションを行うそうです。)

これは奇跡みたいなことなんだと。
世界中でどこの国でもそのような大掛かりな(ジャクソンズも、This is itの振付家トラビス・ペインもダンサーも来日します!)トリビュートライブなど実現していないのだと。
それをやるんだよ!と。

マイケルがなぜ世界中のひとたちと繋がれたのかって、ダンスという、言葉を超えた表現があったからなんだということを言っていました。

わたしにとっては、ずっとずっと何十年も憧れていたマイケルの曲で、マイケルのダンスを踊れるなんて、そのオーディションを受けられるなんて、本当に夢みたいで。。。

それは実際に本当に20年前からのわたしの夢だったのです。

若い頃はそんなことずっと叶うと思っていなかったのですが、この夏にダンスに再チャレンジしてからは、叶わない夢とは思っていませんでしたし、なんとかみんなでマイケルをおどれないかと情報をいろいろ探していました。

そうしたら本当に叶ってしまいました!

Facebookには昨日は実況中継のようにいろいろ書き込みをしたのですが、ブログにはどう書いたら良いのかわかりません。

ケント モリさんが本当に素晴らしい人だったんだということもわかりました。

こんな機会は無いからと、みんなが覚えて来たDRILLというダンスをケントさんとみんなで一緒になんども、ただただ楽しむために踊る時間をたくさん作ってくれました。

総勢700名くらいいたでしょうか。それが全員で同じ振り付けを踊るのです。

武道館の床がそのステップのひとつひとつに地響きのように轟きました。

音の間(ま)、振り付けの間にはほんの一瞬その武道館が静まり返ります。そしてまた全員のステップの音が轟く。。。

ダンスはただ振り付けをコピーするのでは決してありません。コピーは最初の基盤をつくるためのもので、振り付けが完全に身体に入ると音に勝手に合わせて動くようになります。

頭を使わないで踊れるようになるんです。

それが出来ると今度は周りの人たちのことを感じながら、周りの人たちと一体になる感覚を味わえます。

そしてみんなでひとつになって、音楽ともひとつになるんです。

まるで音楽と自分の身体と、皆の身体がまったくひとつになったように感じます。
(オーケストラと一緒だと思います。)

大音量で数百名で踊るDRILL、それはそれは感動的でした。こんなに気持ちのよいことが他にあるだろうか?と思いました。

あんまりにも興奮する一日(9時半から20時くらいまで踊り続けました。)だったし、あまりにも夢のようで、奇跡みたいで、嬉しすぎて楽しすぎてどうしようもなかったので、ケントさんにメールをしました。感謝の気持ちを込めて。

そのメールをコピーしたらわたしの想いがみなさんにも伝わるかなと思って、長いのですが記す事にしました。

感動を言葉にするのは難しいですね。苦手です。言葉にしたくないというのもあります。フィーリングがズレてしまうから。

でもやっぱり伝えたいので(笑)良かったら読んでください。

ケントさん、読んでくれますように。。。

そして、12月のライブが楽しみ!チケットをとろう。(実は万が一受かったらと思って買わないでいたのですー。(笑)ホントに笑えますけど。)



※オーディション開始から撮影が禁止だったため、オーディションの画像がないです。


でもミュージック・オン・TVの番組で放映されるみたいです。


上の写真は武道館の入り口です。夢への扉だ!と思って撮影しました(^^)



はじめまして。
昨日トリビュートライブのオーディションを受けた者です。
あまりにも感動して,この想いをきちんと伝えなくてはと思いメールをしています。
長くなってしまうと思いますが,どうぞお許し下さい。

わたしは16年前まで踊りをやっていました。
当時は外国から有名なダンサーが次々と来日して(マイケルのバックダンサーなども来ていました),ダンススタジオでワークショップを毎月入れ替わり立ち替わりやっているという,とても贅沢な時代でした。
毎日のようにそんなワークショップを受けていました。

けれども,ずっと健康だった母のあまりにも過酷な闘病の末の死がきっかけでダンスから少しずつ離れ,その後わたしも結婚,3人の子どもの出産と育児でダンスから遠くはなれてしまいました

遠くはなれていても,いつも心の中にはダンスがあり,いつかまた踊れる日がくればいいのにと思う反面,身体がもう言うことを聞かないだろうなという実感があって,半分あきらめていたんです。身体が衰える事ってとても怖い事のように思っていました。


わたしも昔からずっとマイケルのファンでした。
どんなときもマイケルの曲を聴いていました。
とくに辛い事があるときに,マイケルの音楽があったから乗り越えてこられたと思う程です。

そしてマイケルがいなくなってしまって,わたしたちはThi is itを観ました。
世界中の人があのドキュメンタリーによって喚起されましたよね。
世界を良くしよう,夢を持とう,ひとりひとりの力を信じようというメッセージにあふれていました

わたしもあきらめていたいろいろなことにちゃんと向き合ってチャレンジしてみよう!
何かになる事よりも,チャレンジする事が大事なんだと,改めて思いましたし,思うだけでなく行動に移そうと決めました。

今年の夏,16年ぶりに大好きなクリストファー・ハギンズ(アルビンエイリー・アメリカン・ダンシアターのコリオグラファーのひとりです)先生のクラスを東京のBDCで受けました。

わたしにとってダンスは大切すぎて,16年ぶりに受けるなんて言う事はなんというか,もう一大事でした。
もう何もできないんじゃないか,体系が崩れてしまっている,そういう不安があったりで,それはもうドキドキしながらスタジオに入りました。今は41歳です。

でも実際に受けてみたら,とにかく楽しかった!
昔みたいに身体は動かないし,振りもぜんぜん覚えられないし,身体が慣れるまですごく時間はかかるし,だったのですが,昔みたいに「うまくならなくちゃ」「仕事としてやっていかなくちゃ」みたいなプレッシャーのない状態でしたから,後ろの方でみんなの邪魔にならないようにしながらただただ楽しむ事が出来たのです。

ああ,これからはもうダンスをただ最高の楽しみとして踊れば良いんだ!ということが分かったのですね。ものすごい目からウロコでした。

前置きが長くなってしまいましたが,すでにそれを経験していたので,今回のオーディションにも参加してみようと思えたんです。

そんなことも,もしかしたらマイケルが,奇跡を起こす準備をわたしにさせてくれてたのかもしれないなと思います。

わたしはこのオーディションの話しを知ったとき「マイケルが天国からあの手袋のキラキラしたスパンコールのひとつひとつをばらまいてくれているんじゃないだろうか?」と思いました。それをわたしは拾いたいと思いました。

そのスパンコールをオーディションを受けた人全員が拾ったんだろうと思うのです。夢のかけらを。

ケントさん何度も言っていましたね。これは奇跡なんだと。
わたしも思います。奇跡です。本当に。

全員がマイケルのファンで,ケントさんのファンで,心は集まった時点でひとつで,そしてみんなで踊ったDRILLは最高でしたね。あれはヤバ過ぎでした!

ひとりで踊っていてもつまらない。
みんなで踊る事に意味がありますね。
本当にいまでも感動が押し寄せてきます。
言葉ではうまく表現出来ません。

オーディションはとてもわたしにとっては大変でした。
いくら昔やっていたにしたって,マイケルの振りというのは複雑で速いですよね。
それをその場で覚えて審査だなんて,聞いてないよー!という感じでした。(笑)
わたしのような年の方はほんの少ししかいませんでしたが,みなさん必死でした。

最後の最後にケントさんがもうちょっと振り付けを伸ばしたいと言った時「わーもう無理!帰りたいかも」と,疲れもあって(41歳には疲れました!)思ったのですが,「最後まであきらめるな!」という声が頭の中に何度も何度も聞こえたのです。

あれはマイケルの声だったんじゃないかな。

実際にそれでも何度か本当に帰りたくなりました。
覚えられない(><)って思ってしまって。
身体も痛かったです。
若い子たちには分からないことですが,本当に長いブランクがあったのです。
身体は悲鳴を上げ始めていました。

それでもやっぱり踊れたら楽しいんだから!と思って,みんなが軽く覚えているというのにわたしははじっこの方で何十回も,どうしても覚えられない箇所を練習し続けました。泣きそうでしたよ。(笑)

時間もたくさんあったので,なんとか覚えられたときに「最後までやろう!」と決められました。

たぶんわたしをはたから見たら無様だったろうと思います。
精密さのかけらもない踊りだったろうと思います。
(黒いロングのベストを着て踊っていました。体系を隠すためです。(笑))

でもわたしは受かるために受けていたのではなく,楽しむためだったので,平気でした。
恥やプライドなんてとっくに捨ててしまいました。楽しすぎて。(笑)

この年になってはじめて「最後まであきらめない事の大切さ」を知ったように思います。
このオーディションを通して。。。


わたしはケントさんのお人柄を存じ上げていなかったのですが,今回のオーディションでケントさんの優しさや思いやり,マイケルを愛する気持ちを知りました。

ときどきサングラスを外した時の,あの優しさに溢れた目を見てこころから感動しました。
だからこんなにもみんなが楽しく踊れるんだなぁと。


ずいぶん長いメールになってしまってごめんなさい。
どうしてもお伝えしたくて。

とにかく本当に忘れられない一日になりました。
夢のような奇跡の一日です。

ケントさんをはじめ,企画運営に携わっていらしたすべての方々に心から感謝しています

そして,とつぜん目覚めたように踊り始めたわたしを(笑)快く送り出してくれた夫やこどもたちに感謝しています。

マイケルにも。。。


世界は奇跡に満ちていますね。
もしもわたしたちがそれを受け取ろうとするならば。

ありがとうケントさん!

ケントさんの大ファンになりました!

またどこかでお会い出来たらと思います。




4 件のコメント:

  1. みほちゃんの感動は、ちゃんと伝わってくるよ。
    本当に良かったね~!
    涙が出てしまったよ。

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  2. さやちゃん

    ありがとう!
    今、愛と感謝の気持ちでいっぱいです。

    何事もやれるならやってみるべきだよね。やってみなくてはわからないから。

    人生は楽しい!

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  3. mihoさん、初めまして。
    Megと申します。

    実は私もあのオーディションを受けた一人です。
    最後の審査結果の発表の時に近くに座っていたので、mihoさんの事を覚えておりました。
    短めのショートヘアで、メガネをかけていらっしゃったような。。

    楽しかったですね!
    私もmihoさんと割と年齢が近いので、かなり疲れましたが、マイケル関係のオーディションを知って思い切ってエントリーしてみて本当に良かったと思います。
    私はHiphopは半年くらいしか習った事がなくて、(しかもちょこっと付き合いで、遊びがてら…みたいな感じでした)ずっとクラシックバレエばかりだったので、不安しかありませんでした。

    あの時の楽しさと感動は参加したからこそのものですよね。
    これを機にまた頑張ろうと思いました。

    検索していたら、「あっあの人だ!」と思い、ついコメントしました。。
    もし良かったら、私もブログをやっているので覗いてみてください。

    これからも少しずつでも趣味でもジャンルが違っても、お互いにダンスを続けていけるといいですね!

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  4. Megさん

    わお!すごい!嬉しいコメントありがとうございます!
    わたしもMegさんのブログ拝見しました(^^)

    わたし、そうです、ショートボブで、振り入れのときと自分の番のとき以外はメガネをかけていました!

    たぶんあの黒いジレ(ロングのベスト)で覚えていてくださったのかしら?
    わたしはあまり周りを見ている余裕がなくて、でもなんとなく同じくらいの年代の方が数人いらっしゃるなぁとは思っていて、でも本当に話しかけるゆとりがなかったです!(笑)

    とにかく必死でした!(みなさんそうですよね。)

    わたしもたぶんMegさんのグランフェッテ見ていました。
    クラシックでっていうのはインパクトあるし個性的でいいなって思っていました。

    どこを見ても若い子で、みんなヒップホップみたいなダンス得意な子ばっかりで、そうとう場違い?とか思いましたが、でもやっぱり参加して良かったです。

    何よりもあのDRILLの感動は忘れません!できればあと5回くらい踊りたかったですよね。(笑)

    ケントさんも、すごくステキな方でしたね。知らなかったのでびっくりしました。

    そうですね、これから何らかのかたちでダンス、続けたいですね(^^)

    本当にコメント嬉しかったです!ありがとうございます(^^)

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