今日は呼吸の話を。
すべて呼吸だよねって思う。
呼吸を大切にしていたら、体調や精神状態ってほとんど自分で調整出来るんじゃないかな?とも。
今朝早い時間に、長男が昨日から続く強い腹痛で救急車をよんだのだけど、自律神経がまともに働いてないかも?!とのこと。やっぱり。
気圧や気温の急激な変化とか、疲れとか、不規則な生活とかいろいろももちろんあるけど。
彼は呼吸が浅いのが気になってて、いつも注意していたのです。
しかも座っているときにすごく腰猫背。
わたしも腰猫背になりやすい骨格だから似てるんですよね。だからわかる。
猫背だと内蔵や肺を圧迫するので呼吸が浅くなって、浅くなると自律神経がうまく機能しなくなるんだなぁというのが、ダンスを長年やってきて、ヨガもそうだけど、わかったのですよ。
ダンスも呼吸がヘタだと全然うまくならない。
武道でも呼吸が一番大事って言いますよね。
書道だってきっと呼吸で書くよね?
絵画も、水泳も、アイススケートも、見ていると「あ、この人呼吸使えてるなぁ」と思う人はやっぱりそれなりの結果を出しているんじゃないかなぁと思います。
呼吸ってタイミングだし、ものごとってタイミングってところもある。
わたしは制作するときと眠りにつくときに特に注意して呼吸を深めて、身体の様子を観察したりします。
かならず毎日ではないけど、ちょっとおかしいなぁってときなんかは丁寧に。焦ってしまう時とかね。
それでだいたいどう対処したらいいのかはわかるから、薬を飲んだりすることも稀です。
まぁもともとが健康な身体なのかもしれないけど、小さい頃からダンスで呼吸の仕方をわかっていたからかもしれないなぁと思う。
もちろん、忙しすぎて浅い呼吸で突っ走ってる時もよくあるんだけど、そんな時は大抵ヘマしたりしますね。あと体調もくずしたり怪我したり。
そこで、あ、呼吸呼吸!って思い出す。
ただねそべって(膝を立てるとやりやすい人もいます)、深く長い呼吸をする。
腹式でも胸式でも、最初はやりやすいほうでいいみたい。
胸式で良いのはウジャイ呼吸。
これは心肺機能が格段に上がります。アシュタンガヨガなどで使う呼吸だけど、本当に効果的でわたしは集中的に心肺機能をあげたいときに使います。
すごくストロングな呼吸法。
腹式呼吸はだれでも知ってる呼吸法だからすぐにできるけど、意外と軽く見られてて、「こんなもんで健康に???」みたいなところがあるんですよ。
高齢者の方を中心に体操を教えてるんですが、そこでいつも腹式呼吸を丁寧にやっています。
思っていたよりも効果があるのでみなさんびっくりしています。
そして、その体操グループのみなさんは(継続している人だけは)元気です!かなり高齢な方もいますが、しなやかな身体です。
怪我もしにくい。しても回復が早い。
そして、呼吸をきちんと出来る人は、休むのがうまいです。
「あれ?おかしいな?」っていうサインをきちんと受け取れるんじゃないかなと思います。
あとはそれにしたがって休息をとるなりすればよいだけですからね。
それと、鼻や口で行う呼吸の他に、体全体で行う呼吸があって、それがよくストレッチと呼ばれているものなんじゃないかなぁと思います。
ストレッチすることによって、普段使わない筋肉やスジ、内蔵を伸ばしたりひねったりして適度な刺激をするので、身体の細胞が大喜びをするんです。
ストレッチって内蔵にすごーーーーく良いんですよ!知らない人がけっこういてびっくりしますが。
身体って基本的には使われるように出来ているから、使わないでいるとスネるっていうか(笑)言う事聞かなくなっちゃう。
ストレッチは体全体を使った呼吸なんです。
一か所だけ伸ばすのは息を吸ってばっかりなのと一緒。
必ず伸ばしたら反対側や側面の筋肉もしっかり伸ばしてあげるのが良いです。
そして、ひとつのポーズを最低1分、反動を使わないでゆっくりじんわり伸ばすのがコツです。深ーーーい呼吸とともに。
身体が固い人は「わたし固いからストレッチ出来ません」というのですが、固いひと程ちょっとのストレッチが相当の効果を出します。
だって柔らかい人はどこまで伸ばしても伸ばした気持ちにならないものですよ。
気持ち良さは固い人の方が簡単に感じられます。
ストレッチで一番大事なことは、人と比べないことです。
自分の身体の「伸びているー」という感覚をただひたすらに感じて伸ばす。
深ーーーく呼吸をしながら、「ちょっと痛いな〜でもきもちいかもー」というところでしばらく静止。
これだけです。
これだけのことだから、軽く見られるのかもしれないですね。
よかったらやってみてくださいね。継続は力なり、です。ちょっとでもいいから継続させて。
今日は呼吸の事がすごく気なったので書いてみました(^^)
人の身体はある意味でシンプルな仕組みですよね。